この記事では、1年間海外で生活した僕の経験も踏まえながら、eSIM・現地SIM・ポケットWiFiの違いと、留学期間に合った選び方を紹介します。
- 結論:短期留学はeSIM、長期留学はeSIMと現地SIMの併用が便利
- 留学中にスマホのインターネットが必要な理由
- eSIMとは?
- 留学でeSIMを使うメリット
- 留学でeSIMを使うデメリット
- 現地SIMとは?
- 留学で現地SIMを使うメリット
- 留学で現地SIMを使うデメリット
- ポケットWiFiとは?
- 留学でポケットWiFiを使うメリット
- 留学でポケットWiFiを使うデメリット
- eSIM・現地SIM・WiFiの違いを比較
- 短期留学には海外eSIMが使いやすい
- 長期留学は「最初だけeSIM、その後に現地SIM」もおすすめ
- 留学用eSIMとしてNomad SIMを確認してみる
- Nomad SIMを購入する前に確認したいこと
- dinomoWiFiは国内利用と海外の予備回線を重視する人向け
- eSIMとVPNは役割が違う
- 留学用のSIMを選ぶ前のチェックリスト
- 留学準備で通信手段以外に決めたいこと
- まとめ:留学初日は日本で準備できるeSIMがあると安心
結論:短期留学はeSIM、長期留学はeSIMと現地SIMの併用が便利

最初に結論を言うと、僕は次のように選ぶのが分かりやすいと思います。
| 留学の状況 | 選びやすい通信手段 |
|---|---|
| 数日〜3ヶ月程度の短期留学 | 海外eSIM |
| 3ヶ月を超える長期留学 | 渡航直後はeSIM、その後は現地SIM |
| 複数人・複数端末で使いたい | ポケットWiFi |
| 日本でも大容量通信を使う | 国内外対応SIM・WiFi |
| 現地の電話番号が必要 | 現地SIM |
| 設定や英語での契約が不安 | 日本語対応のeSIM |
短期留学なら、日本にいるうちに購入して設定できるeSIMが使いやすいです。
一方で、半年や1年の長期留学では、最初から最後まで同じeSIMが最適とは限りません。
まずは海外eSIMを使って、到着直後の通信手段を確保する。
現地生活に慣れてから、料金や電話番号の必要性を考えて現地SIMへ切り替える。
この方法なら、到着したばかりの慌ただしい時期に、英語でSIMを契約する必要がありません。
僕自身、初めてアメリカへ到着した頃は、簡単な英語でもうまく伝わらず苦労しました。
その状態でスマホの契約内容まで英語で確認するのは、かなり大変だと思います。
だからこそ、最初の数日から数週間だけでも、日本で準備できる通信手段があると安心です。
留学中にスマホのインターネットが必要な理由

海外でも、ホテルや学校のWiFiだけで生活できるのではと思うかもしれません。
しかし、実際には外出中にインターネットが必要になる場面が多くあります。
たとえば、次のような場面です。
- 空港から滞在先までの地図を見る
- 電車やバスの乗り換えを調べる
- 学校や寮へ連絡する
- 翻訳アプリを使う
- 配車アプリを使う
- 友達と待ち合わせる
- お店や病院の場所を調べる
- 航空券やホテルの予約を確認する
- クレジットカードの利用通知を見る
留学したばかりの頃は、土地勘もありません。
英語がうまく話せない時期には、地図や翻訳アプリが使えるだけでも安心感が違います。
学校や滞在先にWiFiがあっても、外へ出た瞬間にインターネットが使えなくなると、思っている以上に不便です。
eSIMとは?

eSIMとは、スマホ本体に組み込まれているデジタル形式のSIMです。
一般的なSIMカードのように、小さなカードをスマホへ差し込む必要がありません。
対応する通信プランを購入し、QRコードや通信会社の案内に沿って設定することで利用できます。Appleも、eSIMでは物理的なSIMカードを使わずにモバイル通信プランを有効化できると説明しています。(Apple Support)
海外用eSIMの多くは、日本にいるうちに購入と設定を進められます。
現地へ到着してから対象の回線をオンにすれば、インターネットへ接続できる仕組みです。
留学でeSIMを使うメリット

日本にいるうちに準備できる
eSIMの一番大きなメリットは、海外へ出発する前に準備できることです。
現地の空港でSIMショップを探したり、英語で料金プランを確認したりする必要がありません。
初めての留学では、飛行機に乗るだけでも緊張します。
入国審査、荷物の受け取り、滞在先への移動など、到着日はやることが多いです。
通信手段だけでも事前に準備できていると、かなり気持ちが楽になると思います。
SIMカードを入れ替えなくていい
eSIMでは、物理的なSIMカードの交換が必要ありません。
日本で使っているSIMカードをなくす心配も減らせます。
対応するiPhoneでは、日本の回線を残しながら、旅行用eSIMをデータ通信に使うこともできます。ただし、日本側の回線設定によってはローミング料金が発生する可能性があるため、出発前に設定を確認する必要があります。(Apple Support)
購入後すぐに設定しやすい
物理SIMは配送を待つ必要がありますが、eSIMは購入後に届くQRコードなどを使って設定できます。
出発直前に通信手段を準備する場合にも使いやすいです。
ただし、購入した時点から利用期間が始まるのか、現地で接続してから始まるのかはサービスによって違います。
設定前に、利用開始の条件を必ず確認してください。
乗り継ぎや複数国でも使いやすい
留学中に別の国へ旅行する場合、複数国対応のeSIMを利用できることがあります。
国が変わるたびにSIMカードを購入する手間を減らせるのは便利です。
留学でeSIMを使うデメリット

対応していないスマホでは使えない
すべてのスマホがeSIMに対応しているわけではありません。
購入前に、使っている端末がeSIMに対応しているか確認してください。
また、別の通信会社のeSIMを使うには、端末のSIMロックが解除されている必要があります。Appleも、海外で別事業者のeSIMを使う前に「SIMロックなし」になっているか確認するよう案内しています。(Apple Support)
プランによっては電話番号がない
海外旅行・留学向けeSIMには、データ通信専用のプランもあります。
LINEやInstagramなどのインターネット通話は使えても、通常の電話番号を使った通話やSMSができないことがあります。
現地の電話番号が必要な人は、購入前に以下を確認してください。
- 電話番号が付いているか
- SMSを受信できるか
- 音声通話を利用できるか
- データ通信専用か
長期利用では料金が高くなることがある
数日や数週間なら使いやすいeSIMでも、半年や1年間使い続けると、現地SIMより費用が高くなる可能性があります。
長期留学では、渡航直後だけeSIMを使い、その後に現地の月額プランと比較する方法もあります。
現地SIMとは?

現地SIMは、留学先の通信会社が提供しているSIMカードやeSIMを契約する方法です。
アメリカであればアメリカ、カナダであればカナダの通信会社や販売店で契約します。
プリペイド式と月額契約式があり、国や通信会社によって料金や条件が違います。
留学で現地SIMを使うメリット

長期滞在では料金を抑えられる可能性がある
現地の利用者向けに作られたプランなので、長期間利用する場合は海外旅行者向けeSIMより割安になることがあります。
半年や1年間の留学なら、現地の通信会社を比較する価値があります。
現地の電話番号を持てる
学校や仕事、配達などで電話番号を使う人は、現地番号があると便利です。
SMSによる本人確認が必要なサービスを使う場合にも役立ちます。
現地で相談できる
店舗がある通信会社なら、通信できないときやプランを変更したいときに直接相談できます。
ただし、基本的には現地の言語でやり取りすることになります。
留学で現地SIMを使うデメリット

到着直後に契約するのは大変
現地へ到着したばかりの頃は、英語や現地生活に慣れていません。
料金プランや契約条件を理解しながら、その場で申し込むのは大変です。
僕も留学前に英語を勉強していましたが、アメリカへ到着した直後は簡単な会話でも苦労しました。
英語に自信がない人は、日本でeSIMを準備しておき、現地に慣れてからSIMショップへ行く方法が安心だと思います。
契約条件が分かりにくいことがある
海外の通信プランには、次のような条件が付いている場合があります。
- 自動更新
- 最低利用期間
- 解約方法
- 初期費用
- データ容量超過後の速度
- テザリングの制限
- 国際通話やSMSの追加料金
安く見えるプランでも、条件まで確認してから契約することが大切です。
ポケットWiFiとは?

ポケットWiFiは、持ち運びできる小型のWiFiルーターです。
スマホだけでなく、パソコンやタブレットなども一緒に接続できます。
日本で端末を借り、空港や自宅で受け取り、帰国後に返却するサービスもあります。
留学でポケットWiFiを使うメリット

複数の端末を接続できる
スマホ、パソコン、タブレットなどを同時に使う人には便利です。
家族や友達と一緒に短期留学する場合も、1台を共有できます。
スマホがeSIM非対応でも使える
使っているスマホがeSIMに対応していない場合でも、WiFi接続ができればインターネットを利用できます。
スマホのSIM設定を変更したくない人にも選びやすいです。
留学でポケットWiFiを使うデメリット

端末を持ち歩く必要がある
スマホとは別にWiFi端末を持ち歩くため、荷物が増えます。
WiFi端末を宿泊先に忘れると、外出中にインターネットを使えません。
充電が切れると使えない
スマホだけでなく、WiFi端末の充電も管理する必要があります。
長時間外出する場合は、モバイルバッテリーも必要になることがあります。
長期レンタルでは費用が大きくなりやすい
数日間の旅行なら便利ですが、半年や1年間借り続けると、料金が高くなる可能性があります。
返却方法や紛失時の費用も確認しておきたいところです。
eSIM・現地SIM・WiFiの違いを比較

| 比較項目 | 海外eSIM | 現地SIM | ポケットWiFi |
|---|---|---|---|
| 出発前の準備 | しやすい | 基本的に現地 | しやすい |
| SIMカード交換 | 不要 | 必要な場合あり | 不要 |
| 現地電話番号 | ない場合が多い | 取得しやすい | なし |
| 複数端末 | テザリング対応なら可能 | テザリング対応なら可能 | 接続しやすい |
| 持ち運び | スマホだけ | スマホだけ | 端末が増える |
| 充電管理 | スマホのみ | スマホのみ | スマホとWiFi端末 |
| 短期留学 | 向いている | 契約が手間 | 複数人なら便利 |
| 長期留学 | プラン次第 | 向いている | 費用を確認 |
| 設定の簡単さ | 比較的簡単 | 現地での手続きあり | 比較的簡単 |
短期留学には海外eSIMが使いやすい

数日から3ヶ月程度の短期留学では、海外eSIMが使いやすいと思います。
短期間のために現地の通信会社へ行き、契約と解約をするのは手間がかかります。
eSIMなら、日本にいるうちにプランを購入し、設定を進められます。
特に、次のような人に向いています。
- 初めて海外へ行く
- 現地で英語による契約をしたくない
- 到着直後から地図を使いたい
- SIMカードを入れ替えたくない
- 1台のスマホだけで通信したい
- 現地の電話番号は必要ない
長期留学は「最初だけeSIM、その後に現地SIM」もおすすめ

半年や1年間の長期留学では、最初だけ海外eSIMを利用し、生活に慣れてから現地SIMへ切り替える方法があります。
流れは次のとおりです。
- 日本で海外eSIMを購入する
- 出発前にスマホへ設定する
- 現地到着後にeSIMを有効にする
- 数日から数週間かけて現地の通信会社を調べる
- 必要であれば現地SIMへ切り替える
この方法なら、到着当日に通信手段がなくて困ることを避けられます。
現地SIMを焦って決める必要もありません。
複数の通信会社を比較しながら、自分に合うプランを選べます。
留学用eSIMとしてNomad SIMを確認してみる

日本にいるうちに海外eSIMを準備したい人の選択肢として、Nomad SIMがあります。
Nomad SIMの公式サイトでは、海外eSIMについて次の特徴が案内されています。
- 世界170カ国以上に対応
- 1GB〜50GBのデータ容量
- 1日〜180日間の買い切りプラン
- 800円から
- eSIM対応端末で利用可能
- テザリングに対応
- 日本語サポート
- 契約期間や解約金なし
プランの容量、利用期間、料金は渡航先によって異なります。最新情報は購入前に公式サイトで確認してください。(Nomad SIM)
Nomad SIMは、特に次のような人と相性がいいと思います。
- 短期留学へ行く人
- 到着直後の通信手段を準備したい人
- 現地SIMを契約するまでの回線が欲しい人
- 留学中に別の国へ旅行する人
- 日本語でサービス内容を確認したい人
- SIMカードを入れ替えたくない人
Nomad SIMを購入する前に確認したいこと

渡航先が対応エリアに入っているか
「世界170カ国以上対応」でも、すべての地域や通信会社で同じようにつながるとは限りません。
渡航する国と都市が対象になっているか確認してください。
必要なデータ容量
地図やLINEが中心なら、動画を頻繁に見る場合より少ない容量で済みます。
一方で、YouTube、オンライン授業、ビデオ通話、テザリングを利用するとデータを多く使います。
eSIM対応端末か
購入前に、スマホの機種がeSIMに対応しているか確認します。
SIMロックが解除されているかも見ておきましょう。
利用開始のタイミング
購入日から利用期間が始まるのか、現地で最初に通信した日から始まるのかを確認してください。
早く設定しすぎると、渡航前に利用期間が減ってしまうプランも考えられます。
電話番号とSMSの有無
データ通信専用の場合、通常の電話やSMSは使えません。
電話番号が必要な人は、現地SIMも含めて考えた方がいいです。
dinomoWiFiは国内利用と海外の予備回線を重視する人向け

もう一つ利用できる案件として、dinomoWiFiがあります。
dinomoWiFiは、eSIM・SIMカード・WiFi端末レンタルから利用方法を選べる大容量通信サービスです。
公式サイトでは、30GB・50GB・100GB・200GBのプランが案内されています。
契約期間の縛りがなく、対象となる69の国と地域では、毎月2GBまで追加料金なしで利用できます。2GBを超えた後は128kbpsになると案内されています。(dinomo)
そのため、僕はdinomoWiFiを、1年間の留学中に使う海外専用の主回線というより、
- 普段は日本で大容量通信を使う
- 海外へ行く機会が定期的にある
- 海外通信は緊急用や予備として使いたい
- 一時帰国中にも通信を使いたい
- eSIM・SIM・WiFiから選びたい
という人向けだと考えています。
海外で毎月使える高速通信が2GBまでなので、地図やメッセージ中心なら使えても、長期留学中の動画視聴やオンライン授業には不足する可能性があります。
eSIMとVPNは役割が違う

eSIMを契約すれば、海外でインターネットに接続できます。
一方、VPNはインターネット接続そのものを提供するサービスではありません。
役割を簡単に分けると、次のようになります。
- eSIM・SIM・WiFi:インターネットへ接続するための通信手段
- VPN:インターネット接続時のプライバシーや利用環境を整えるサービス
海外では、ホテル、学校、空港、カフェなどのWiFiを使う機会があります。
通信手段だけでなく、海外でのネット利用についても確認したい人は、以下の記事も参考にしてください▼
留学用のSIMを選ぶ前のチェックリスト

申し込む前に、以下を確認しておくと失敗を減らせます。
- スマホがeSIMに対応しているか
- SIMロックが解除されているか
- 留学先の国が対応エリアか
- 利用できる日数
- データ容量
- 利用開始のタイミング
- テザリングできるか
- 電話番号が付くか
- SMSを受信できるか
- 容量を使い切った後の速度
- 追加チャージできるか
- キャンセルや返金条件
- 日本語サポートがあるか
特に長期留学では、料金だけでなく、現地電話番号が必要かどうかも考えておきたいです。
留学準備で通信手段以外に決めたいこと

スマホの準備は大切ですが、留学前にはほかにも決めることがあります。
- 留学する国と都市
- 語学学校
- 留学期間
- 滞在先
- ビザ
- 保険
- 航空券
- クレジットカード
- 留学費用
- 現地での緊急連絡先
まだ留学先や学校が決まっていない場合は、先に留学全体の条件を整理しましょう。
まとめ:留学初日は日本で準備できるeSIMがあると安心

今回は、留学中のスマホやインターネットをどうするかについて、eSIM・現地SIM・ポケットWiFiを比較しました。
僕が初めてアメリカへ留学したときは、現地へ到着したばかりの頃、英語で簡単なことを伝えるだけでも苦労しました。
その状態でスマホの契約まで進めるのは、かなり不安だと思います。
だからこそ、少なくとも到着直後の通信手段だけは、日本にいるうちに準備しておくのがおすすめです。
Nomad SIMは、海外170カ国以上に対応する買い切り型eSIMを提供しています。
留学先、滞在期間、必要なデータ容量に合うプランがあるか、出発前に確認してみてください。
