この記事では、僕自身のアメリカ留学を振り返りながら、
- 語学留学は本当に意味がないのか
- 何をもって「意味がある」と考えるのか
- 語学留学で実際に感じた効果
- 留学を無駄にしないために考えたいこと
を正直に書いていきます。
結論:僕にとって語学留学は意味のある経験だった

僕は、語学留学へ行ってよかったと思っています。
なぜなら、留学前に考えていた夢が、時間はかかったものの、その後の仕事につながったからです。
留学前の僕には、
「海外でカメラの仕事をしたい」
「大手テーマパークに関わる仕事がしたい」
という目標がありました。
具体的にどうすれば実現できるのかまでは分かっていませんでした。
海外へ行けば仕事が見つかるという保証もありません。
それでも、英語を学んで海外の人と交流し、自分の視野を広げれば、何か次につながるのではないかと考えていました。
実際、帰国後、僕は日本の大手テーマパークでカメラマンとして働くことができました。
その後は、アメリカでもカメラの仕事を経験できました。
留学前に思い描いていた夢は、想像していたものとは少し違う形でしたが、数年かけて実現できたことになります。
何をもって「意味がある」と考えるかは人によって違う

そもそも、「語学留学に意味があるか」という問いには、全員に共通する答えがないと思っています。
なぜなら、留学する目的は人によって違うからです。
英語を話せるようになりたい人もいます。
世界中に友達を作りたい人もいます。
海外移住や海外就職を目指している人もいます。
日本では経験できない生活を、一度体験してみたい人もいると思います。
中には、まだ将来の目標は分からないけれど、今の環境を変えたいという人もいるかもしれません。
だから、誰かが「語学留学は意味ない」と言っていても、その人とあなたが求めているものは違います。
僕が語学留学へ行こうと思った理由

コロナ禍で大学へ行けず、このままでいいのか悩んでいた
僕が留学を考え始めた当時は、日本の地方にある大学へ通っていました。
ただ、ちょうどコロナの影響が大きかった時期で、思うように大学へ行けませんでした。
「このまま何もしないで大学生活が終わったら、後悔するかもしれない」
正直、そんな焦りがありました。
だからといって、明確な将来の計画があったわけではありません。
昔からアメリカと海外の映画が好きだった
僕は昔から、アメリカや海外の映画が好きでした。
映画の中で見るアメリカの街並みや生活に憧れていて、いつか自分も実際に海外で暮らしてみたいと思っていました。
同時に、将来はフォトグラファーになりたいという思いもありました。
英語は世界中の人とコミュニケーションを取るために使える言葉です。
英語を学び、海外でさまざまな人と出会うことで、自分のカメラの仕事にもつながるかもしれないと考えていました。
ディズニーやピクサーに関わる仕事がしたかった
僕はディズニーも好きで、いつか何らかの形でディズニーに関わる仕事をしたいと思っていました。
そこで留学先に選んだのが、サンフランシスコです。
サンフランシスコ周辺にはピクサーの本社があります。
当時の僕は、海外で活躍する日本人のクリエイターについて調べていました。
その中で知ったのが、ピクサーでも働いていた堤大介さんです。(ウィキペディア)
僕が当時観たYouTubeのインタビューでは、
「海外で働きたいなら、方法を考え続けるよりも、まず現地へ行ってみる」
という趣旨のメッセージが書かれていました。
僕はいろいろ悩みましたが、最後はその言葉に背中を押されるような形で行動しました。
留学中にすべての夢がかなったわけではなかった

ここまで読むと、
「サンフランシスコへ行ったことで、そのままピクサーや大手テーマパークの仕事につながったのかな?」
と思うかもしれません。
実際には、そんなに簡単ではありませんでした。
僕は留学中に、大手テーマパークやピクサー関係の仕事をすることはできませんでした。
海外へ行けば、自然とチャンスがやってくるわけでもありません。
英語に自信がなくて、せっかくのチャンスから逃げてしまったこともあります。
それでも、この失敗があったからこそ、
「英語が完璧になるまで待っていてはいけない」
「チャンスが来たときに、その場に残れる人になりたい」
と思えるようになりました。
失敗も含めて、その後の行動を変えてくれたという意味では、僕にとって大切な経験でした。
語学留学から数年後、当時の夢が仕事につながった

留学から帰国した時点では、自分の夢がかなったという感覚はありませんでした。
アメリカで生活できた。
英語を学べた。
海外の友達ができた。
それだけでも大きな経験でしたが、カメラや大手テーマパークの仕事に直接つながったわけではなかったからです。
それでも帰国後、僕は行動を続けました。
英語を学び続け、カメラにも取り組み、その後の仕事を探しました。
その結果、日本の大手テーマパークでカメラマンとして働くことができました。
さらに、その後はアメリカでもカメラの仕事を経験できました。
留学の意味は、留学中だけで判断できるものではないと思います。
帰国後に何をするか。
留学中に感じた悔しさや気づきを、次の行動につなげられるか。
それによって、留学の意味はあとから大きくなることもあります。
僕が語学留学で感じた4つの効果

1.英語を話すことへの抵抗が減った
語学留学へ行ったからといって、すぐに英語が完璧になったわけではありません。
それでも、毎日英語を聞き、授業や生活の中で使うことで、英語を話すことへの抵抗は少しずつ減っていきました。
日本にいると、英語を間違えることが恥ずかしいと感じることがあります。
しかし語学学校には、自分と同じように英語を学んでいる人が集まっています。
僕は留学を通して、英語はテストで正解するためだけのものではなく、人とつながるための道具なのだと実感しました。
2.いろいろな国の人と出会えた
語学学校には、さまざまな国から、さまざまな目的を持った人が来ていました。
大学進学を目指している人。
仕事で英語が必要な社会人。
海外生活を楽しみたい人。
新しい場所で友達を作りたい人。
日本にいた頃の僕は、同じような環境で育った人と話すことが多かったです。
しかし語学学校では、国も文化も考え方も違う人と話す機会がありました。
自分にとっては当たり前だった考え方が、他の国の人には当たり前ではない。
そうした出会いによって、将来の選択肢は一つではないと思えるようになりました。
3.人とのつながりが次の行動につながった
留学中に出会った人とのつながりも、僕にとって大きな意味がありました。
すべての出会いが仕事につながるわけではありません。
それでも、海外で生活する人や、自分のやりたい仕事へ向かって行動している人を見ることで、
「自分もやってみよう」
と思えるようになりました。
留学の人脈というと、仕事を紹介してもらうような直接的なつながりを想像するかもしれません。
でも僕は、誰かの考え方や行動に影響を受けることも、人とのつながりの一つだと思っています。
4.仕事や就職で話せる経験が増えた
「語学留学は就活では意味ない」と言われることもあります。
確かに、留学したという事実だけで就職が決まるわけではありません。
企業から見れば、
「留学中に何をしたのか」
「どんな失敗をして、何を学んだのか」
「その経験を帰国後にどう生かしたのか」
の方が重要だと思います。
僕の場合は、英語を話せることが就職活動でプラスに働いた場面がありました。
海外で生活した経験や、カメラへの思いも、自分の言葉で話せるようになりました。
留学中の経験をその後の行動につなげて、自分の言葉で説明できれば、仕事にも生かせると思います。
語学学校へ通う意味はある?

「海外へ行くだけなら、語学学校へ通う意味はないのでは?」
と考える人もいると思います。
英語だけなら、日本でも勉強できます。
オンライン英会話もありますし、YouTubeや学習アプリもあります。
それでも僕は、初めて海外で生活する人にとって、語学学校へ通う意味はあると思っています。
目的の違う人と出会える
僕が通っていたサンフランシスコの語学学校には、一般的な英語コースだけでなく、大学進学を目指すコースや、社会人向けのビジネス系コースもありました。
進学を目指すコースは、課題や宿題が多く、かなり忙しそうでした。
一方で、海外生活そのものを楽しみたい人もいました。
語学学校にはいろいろな目的を持った人がいるため、自分とは違う進路や考え方を知ることができます。
学校のアクティビティーに参加できる
語学学校では、授業以外にもアクティビティーが用意されていました。
自分一人では行かなかった場所へ行ったり、クラスが違う人と交流したりするきっかけになります。
初めての海外では、どこへ行けばいいのか、どうやって友達を作ればいいのか分からないこともあります。
そうしたときに、学校が交流の場を作ってくれるのは大きなメリットです。
困ったときに相談できる
初めての海外生活では、分からないことが次々に出てきます。
授業のこと。
住んでいる場所のこと。
現地生活のこと。
学校に相談できるスタッフがいるだけでも、安心感がありました。
特に初海外の人にとって、困ったときに聞ける相手がいる環境はかなり大切だと思います。
語学留学で英語を話せるようになるかは自分次第

正直、語学留学へ行けば必ず英語を話せるようになるとは言えません。
同じ学校へ通り、同じ授業を受けても、英語の伸び方は人によって違います。
僕が留学中に感じたのは、実際に英語を使っている人ほど伸びていたということです。
語学学校へ通っていても、毎日自分と同じ国の人と過ごし、母国語だけを話していれば、英語を使う時間は少なくなります。
一方で、英語を間違えることを気にしすぎず、他の国の人と交流している人は、少しずつ話せるようになっていました。
ただし、日本人同士で仲良くすることが悪いわけではありません。
知らない国で生活するのは不安です。
大事なのは、日本人の友達だけで毎日を終わらせないことです。
日本人の友達とも助け合いながら、ときには他の国の人にも自分から話しかけてみる。
学校のアクティビティーに参加してみる。
少し勇気を出して、英語を使う場に残ってみる。
そうした小さな行動の積み重ねが、英語力につながると思います。
語学留学が無駄になりやすい人の特徴

語学留学には意味があると思っていますが、行くだけで必ず価値が生まれるわけではありません。
過ごし方によっては、「高いお金を払ったのに無駄だった」と感じる可能性もあります。
留学へ行くこと自体がゴールになっている
留学の手続きをして、飛行機に乗り、海外へ到着する。
ここまでは大きな挑戦です。
しかし、海外へ行くこと自体がゴールになると、到着してから何をすればいいのか分からなくなります。
完璧な目標は必要ありません。
それでも、
「現地で一人は外国人の友達を作る」
「毎日一度は自分から英語で話しかける」
「興味のある仕事をしている人へ質問してみる」
など、小さな目標を決めておくと行動しやすくなります。
授業を受けるだけで英語が伸びると思っている
語学学校の授業は、英語を学ぶきっかけを作ってくれます。
しかし、授業へ出るだけで自然に話せるようになるわけではありません。
授業で覚えた表現を、休み時間や放課後に使ってみる。
分からないことがあれば先生へ質問する。
クラスメートとの会話に参加する。
学んだ英語を実際に使うことで、少しずつ身についていきます。
失敗を避けて行動しない
僕自身、英語への不安からチャンスを逃した経験があります。
だからこそ、失敗する怖さも分かります。
それでも、英語を間違えないように黙っていると、現地で得られる経験は少なくなります。
完璧な英語で話す必要はありません。
単語だけでも、身振り手振りを使ってもいいと思います。
大切なのは、うまく話すことよりも、相手に伝えようとすることです。
帰国したら留学経験を終わりにしてしまう
留学の意味は、帰国後の行動でも変わります。
留学中に英語を学んでも、帰国後にまったく使わなければ少しずつ忘れてしまいます。
海外で感じたことも、時間とともに薄れていきます。
僕の場合は、帰国後も英語とカメラを続けました。
その結果、すぐではありませんでしたが、留学前に考えていた仕事につながりました。
留学は数週間や数か月で終わります。
しかし、そこで得た経験をどう使うかは、帰国後も続いていきます。
語学留学を意味のある経験にする3つの考え方

1.留学後にどうなりたいかを考える
最初から具体的な職業まで決める必要はありません。
僕自身も、海外でフォトグラファーになりたいという大きな夢はありましたが、具体的な方法は分かっていませんでした。
それでも、
「海外で働いてみたい」
「英語を使って人とつながりたい」
「今より広い世界を見てみたい」
という方向は決まっていました。
まずは、留学後にどんな自分になりたいのかを考えてみてください。
2.留学中に挑戦することを決める
大きな目標だけでは、現地で何をすればいいか分からなくなります。
そこで、留学中に実行できる小さな行動へ分けるのがおすすめです。
たとえば、
- 毎日一度は自分から英語で話しかける
- 月に一度は学校のアクティビティーへ参加する
- 日本人以外の友達を作る
- 興味のある仕事をしている人に質問する
- 休日に一人で行ったことのない場所へ行く
などです。
一つでも達成できれば、自分にとって意味のある経験になります。
3.結果が出るまで時間がかかると理解しておく
留学へ行ってすぐに人生が変わるとは限りません。
英語力も、仕事も、人とのつながりも、形になるまで時間がかかることがあります。
僕が留学前に考えていた夢も、数年後に実現しました。
留学直後だけを見れば、
「ディズニーの仕事にはつながらなかった」
「海外のフォトグラファーになれなかった」
と考えることもできます。
しかし、帰国後も行動を続けたことで、留学経験が少しずつ次につながっていきました。
語学留学は、すぐに答えが出るものではありません。
長い目で見たときに、自分の進む方向を変えてくれる経験になることもあります。
語学留学へ行くか迷っている人へ

大学の交換留学。
海外大学への進学。
語学学校への留学。
短期留学。
留学にはいろいろな形があります。
僕は、どの留学方法が正解ということはないと思っています。
大切なのは、自分が何をしたいのかを考え、その目的に合う方法を選ぶことです。
大学の単位や専門分野を学びたいなら、交換留学や大学進学が合うかもしれません。
まず海外生活を体験しながら英語を学びたいなら、語学留学も選択肢になります。
費用や期間、学校の雰囲気、授業内容もそれぞれ違います。
最初から自分一人ですべて判断するのは、正直難しいと思います。
僕も初めての留学では、国や学校、滞在先、ビザなど、分からないことばかりでした。
留学先や語学学校をどう選べばいいか迷っている人は、留学エージェントへ相談して、自分の目的に合う選択肢を比較してみる方法もあります。
ただし、いきなり一社に決める必要はありません。
費用だけではなく、質問への答え方やサポート内容も確認し、自分が納得できるところを選ぶことが大切です。
まとめ:語学留学の意味は、目的とその後の行動で変わる

今回は、語学留学は意味ないのかについて、僕のアメリカ留学の体験をもとに書きました。
僕にとって語学留学は、英語を学ぶだけの時間ではありませんでした。
海外で生活したこと。
いろいろな国の人と出会ったこと。
英語への不安からチャンスを逃したこと。
それでも帰国後に行動を続け、カメラや大手テーマパークに関わる仕事につながったこと。
成功も失敗も含めて、今の自分につながっています。
語学留学の意味は、人によって違います。
留学へ行ってすぐに答えが出るとも限りません。
それでも、自分がどうなりたいのかを考え、現地で小さな挑戦を続け、帰国後も行動していけば、留学経験は少しずつ自分の力になります。

