この記事では、ExpressVPNとNordVPNを公式情報に基づいて比較し、目的別にどちらが向いているかを整理しました。
この記事の結論
- 追加のセキュリティ機能を重視するなら、NordVPNが候補
- シンプルな操作性や接続地域の多さを重視するなら、ExpressVPNが候補
- どちらも海外から日本のVPNサーバーへ接続できる
- どちらも30日間の返金保証があるため、自分の国・端末・回線で確認しやすい
- TVerなどの動画サービスは、VPNを使っても必ず視聴できるとは限らない
ExpressVPNとNordVPNの違いを比較

ExpressVPNとNordVPNの主な違いを、比較表にまとめました。
機能・セキュリティ重視
NordVPN
- 主な特徴 セキュリティ機能が充実
- 同時接続 最大10台
- 日本サーバー あり
- 対応端末 スマホ・パソコン・ルーターなど
- 返金保証 購入から30日間
海外で仕事をする人や、セキュリティ機能を重視する人向け
NordVPNの公式サイトを見る分かりやすさ重視
ExpressVPN
- 主な特徴 シンプルで操作しやすい
- 同時接続 最大14台
- 日本サーバー あり
- 対応端末 スマホ・パソコン・テレビなど
- 返金保証 購入から30日間
初めてVPNを使う人や、操作の分かりやすさを重視する人向け
ExpressVPNの公式サイトを見る※料金、対応機能、接続台数、キャンペーンなどは変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。
NordVPNは、1つのアカウントで最大10台を同時に保護でき、224以上のロケーションから接続先を選べます。VPNに加えて、悪意のあるダウンロードやフィッシング、広告などへの対策機能も提供しています。(NordVPN)
ExpressVPNは、公式情報で113か国・214以上のロケーションにサーバーを展開し、1つの契約で最大14台を同時接続できると案内しています。(ExpressVPN)
ただし、NordVPNは「ロケーション数」、ExpressVPNは「国数とロケーション数」を掲載しているため、数字だけで単純に優劣を判断するものではありません。
結論|ExpressVPNとNordVPNはどちらがおすすめ?

2社のどちらが向いているかは、VPNを利用する目的によって変わります。
セキュリティ機能を重視するならNordVPN

NordVPNは、VPN通信の暗号化だけでなく、プランや端末に応じて次のような機能を利用できます。
- 脅威対策
- 広告やトラッカーへの対策
- 悪意のあるダウンロードへの対策
- Double VPN
- Kill Switch
- ダークウェブモニタリング
- NordLynxプロトコル
海外旅行中のフリーWi-Fi対策だけでなく、普段のインターネット利用でもセキュリティ機能を使いたい人は、NordVPNが候補になります。
NordVPN公式も、通信の暗号化に加えて、マルウェア、フィッシングサイト、広告などへの対策機能を案内しています。(NordVPN)
シンプルな操作性を重視するならExpressVPN

ExpressVPNは、アプリを開いて接続ボタンを押し、利用するロケーションを選ぶというシンプルな操作が特徴です。
Windows、Mac、iPhone、Android、Linuxだけでなく、ルーター、Smart TV、ゲーム機などにも対応しています。公式サイトでは、アプリの基本的な接続手順を「登録・アプリの設定・接続」の3段階で案内しています。(ExpressVPN)
また、ExpressVPNでは24時間365日のライブチャットサポートが用意されています。海外滞在中に接続トラブルが起きた場合、時間を問わず相談できる点は安心材料になります。(ExpressVPN)
ExpressVPNとNordVPNの料金を比較

ExpressVPNとNordVPNの料金は、契約期間、選択するプラン、開催中のキャンペーンによって変わります。
どちらも長期契約では月額換算が安くなる場合がありますが、表示されている月額料金だけで判断しないことが大切です。
契約前には、次の項目を確認しましょう。
- 初回に支払う総額
- 契約期間
- 無料で追加される月数
- 利用できる機能
- 自動更新後の料金
- 返金保証の条件
- 税金や決済手数料
NordVPNには複数のプランがあり、基本的なVPN機能だけを利用するプランのほか、追加のセキュリティ機能やクラウドストレージなどを含むプランも用意されています。
ExpressVPNにも複数のプランがあり、基本的なVPN機能を中心としたものから、パスワード管理などを含む上位プランまで選べます。両社とも料金やキャンペーン内容が変わるため、申込み時点の公式画面で総額を比較する必要があります。(NordVPN)
料金を比較するときの注意点
たとえば、月額換算500円と表示されていても、毎月500円ずつ支払うとは限りません。
2年分などを最初にまとめて支払い、その合計を契約月数で割った金額が「月額換算」として表示される場合があります。
短期旅行で数週間しか使わない人は、月額換算の安さだけで長期プランを選ぶと、結果的に支払総額が大きくなる可能性があります。
反対に、留学、ワーホリ、海外赴任などで長期間利用する場合は、短期プランを繰り返すより長期契約の方が料金を抑えられる可能性があります。
セキュリティ機能を比較

VPNを選ぶうえでは、料金だけでなく、通信を守るための仕組みも重要です。
ExpressVPNとNordVPNは、どちらも通信の暗号化やキルスイッチに対応しています。
NordVPNの主なセキュリティ機能
NordVPNでは、WireGuardをベースに開発された「NordLynx」という独自プロトコルを提供しています。
また、VPN接続以外にも、悪意のあるサイトやダウンロード、広告、フィッシングなどへの対策機能が用意されています。(NordVPN)
NordVPNが向いているのは、次のような人です。
- VPN以外のセキュリティ機能も使いたい
- 海外でパソコンを使って仕事をする
- フィッシングや悪意のあるサイトへの対策も重視する
- 複数の接続方式を選びたい
- 機能を自分で細かく設定したい
ExpressVPNの主なセキュリティ機能
ExpressVPNでは、独自開発されたオープンソースの「Lightway」というプロトコルを採用しています。
さらに、サーバーをRAM上で動作させ、再起動時にデータが消去される「TrustedServer」という技術を採用しています。ノーログポリシーやサーバー構成については、複数の第三者機関による監査も実施されています。(ExpressVPN)
VPN接続が突然切れたときに、暗号化されていない状態で通信が続くことを防ぐ「Network Lock」も用意されています。(ExpressVPN)
ExpressVPNが向いているのは、次のような人です。
- 操作が分かりやすいVPNを選びたい
- 複雑な設定をせずに使いたい
- サーバー上にデータを残さない仕組みを重視する
- 海外旅行中もサポートへ相談したい
- スマートテレビやゲーム機でも利用したい
安全性はどちらが上?
公式情報だけを見て、一方が絶対に安全だと断定することはできません。
NordVPNには幅広い追加機能があり、ExpressVPNにはLightwayやTrustedServerといった独自技術があります。
そのため、次のように選ぶのが分かりやすいです。
| 重視すること | 選びやすいVPN |
|---|---|
| セキュリティ機能の多さ | NordVPN |
| シンプルな操作性 | ExpressVPN |
| フィッシングや広告への対策 | NordVPN |
| RAMベースのサーバー技術 | ExpressVPN |
| VPN接続が切れたときの保護 | どちらも対応 |
| 第三者監査の有無 | どちらも実施 |
海外旅行で使うならどっち?

海外旅行でVPNを利用する主な場面は、ホテル、空港、カフェなどのWi-Fiへ接続するときです。
公共Wi-Fiは便利ですが、不特定多数の人が同じネットワークを利用することがあります。
VPNを使うと、端末とVPNサーバーの間の通信が暗号化されるため、通信内容を第三者から見えにくくできます。ExpressVPNとNordVPNは、どちらも海外や公共Wi-Fiでの通信保護を主要な用途として案内しています。(ExpressVPN)
海外でブログや仕事をするならNordVPN
海外のホテルやカフェで、次のような作業をする人はNordVPNが候補になります。
- WordPressの管理画面を開く
- 仕事のメールを確認する
- オンラインストレージへアクセスする
- 複数のスマートフォンやパソコンを使う
- 悪意のあるサイトや広告への対策も行いたい
VPNだけでなく、複数のセキュリティ機能をまとめて使いたい人と相性がよいサービスです。
設定の分かりやすさを重視するならExpressVPN
海外旅行で初めてVPNを使う場合は、設定や接続方法が分かりやすいことも重要です。
ExpressVPNは、アプリを開き、接続先を選んでボタンを押すという流れで利用できます。
海外へ行く前にアプリをインストールし、ログインと接続確認まで済ませておけば、現地でも利用しやすくなります。
また、最大14台まで同時接続できるため、スマートフォン、パソコン、タブレットなどを複数持っていく人にも向いています。(ExpressVPN)
海外から日本のサーバーへ接続するならどっち?

ExpressVPNとNordVPNは、どちらも日本のVPNサーバーへ接続できます。
海外にいる状態で日本のVPNサーバーを選ぶと、端末からの通信は次のような経路になります。
海外のスマートフォン・パソコン
↓
VPNによる暗号化通信
↓
日本のVPNサーバー
↓
インターネットへアクセス
ExpressVPNは、日本のVPNサーバーを利用して日本のIPアドレスを取得できると案内しています。
NordVPNも日本を含む各地域のサーバーへ接続でき、アプリの「クイック接続」または国の一覧から接続先を選べます。
日本の動画を見る目的だけで選ばない
VPNサービスが日本サーバーに対応していても、日本の動画配信サービスを必ず利用できるとは限りません。
動画サービス側がVPN接続を判定したり、海外からのアクセスを制限したりする場合があります。
たとえばTVerは、動画視聴を日本国内限定としており、VPNを利用した視聴についてもサポート対象外で、動作を保証できないと案内しています。(TVerヘルプ)
そのため、
- ExpressVPNなら必ずTVerを見られる
- NordVPNならすべての日本動画を見られる
とは断定できません。
各動画サービスの利用規約や視聴条件を確認し、VPNの返金保証期間中に、自分の滞在国・端末・通信回線で利用状況を確認する必要があります。
日本の動画サービスへの接続を主な目的としている人は、海外から日本の動画を見る用途を中心に提供しているスイカVPNも比較候補になります。
▶︎ TVerが海外から見れない原因とスイカVPNについて見る
対応端末と同時接続台数を比較

スマートフォンだけで利用する場合は大きな差ではありませんが、複数端末や家族で利用する場合は、同時接続台数が重要です。
NordVPNは最大10台
NordVPNでは、1つのアカウントで最大10台まで同時接続できます。
対応している主な端末は次のとおりです。
- Windows
- Mac
- iPhone
- iPad
- Android
- Linux
- 対応テレビ端末
- VPN対応ルーター
ルーターへ設定した場合は、そのルーターへ接続する端末をまとめて保護する方法もあります。(NordVPN)
ExpressVPNは最大14台
ExpressVPNでは、1つの契約で最大14台まで同時に接続できると案内されています。
主な対応端末は次のとおりです。
- Windows
- Mac
- iPhone
- iPad
- Android
- Linux
- ルーター
- Smart TV
- ゲーム機
利用できる機能は端末やOSによって異なるため、使いたい端末が公式アプリに対応しているか確認しましょう。(ExpressVPN)
接続台数で選ぶならExpressVPN
端末数だけを比較すると、最大14台のExpressVPNが多くなっています。
ただし、一人でスマートフォンとパソコンを利用する程度なら、NordVPNの最大10台でも不足しにくいでしょう。
家族で共有する場合や、スマートフォン、パソコン、タブレット、テレビ端末などをまとめて接続する場合は、ExpressVPNの方が余裕があります。
返金保証を比較

ExpressVPNとNordVPNは、どちらも購入後30日間の返金保証を提供しています。
ただし、これは最初から料金が発生しない「完全無料体験」ではありません。
基本的には、
- 有料プランを購入する
- サービスを利用する
- 継続しない場合は期間内に返金を申請する
という流れです。
NordVPNの返金保証は、原則として最初に購入した新規サブスクリプションが対象で、更新後の契約は対象外と案内されています。
また、AppleのApp StoreやGoogle Playなど、外部ストアから購入した場合は、返金手続きや適用条件が異なることがあります。
アフィリエイトリンクから公式サイトへ進んで契約する場合でも、申込み画面で次の点を確認しましょう。
- 返金保証の対象期間
- 返金の申請方法
- 自動更新の停止方法
- 外部ストア経由との違い
- 次回の請求日
- 更新後の料金
ExpressVPNとNordVPNに関するよくある質問
ExpressVPNとNordVPNはどちらが速いですか?
利用する国、接続するサーバー、現地のWi-Fi、時間帯、端末によって速度は変わります。
NordVPNはNordLynx、ExpressVPNはLightwayという独自のプロトコルを提供していますが、公式情報だけで、すべての環境において一方が速いと断定することはできません。(NordVPN)
自分が利用する国と通信環境で確認することが大切です。
ExpressVPNとNordVPNは無料で使えますか?
どちらも基本的には有料のVPNです。
30日間の返金保証はありますが、最初から料金が発生しない完全無料プランとは異なります。
先に料金を支払い、条件を満たして期間内に返金を申請する仕組みです。
海外から日本の動画を見るならどちらがおすすめですか?
ExpressVPNとNordVPNはどちらも日本サーバーに対応しています。
ただし、特定の動画サービスを必ず利用できるとは限りません。
各サービスの利用規約や地域制限を確認し、自分の利用環境で接続状況を確認してください。
日本の動画サービスへの接続を中心に選びたい場合は、スイカVPNを含めて比較する方法もあります。
海外旅行で短期間だけ使えますか?
どちらも短期間利用できるプランを選べますが、長期プランより月額換算が高くなる場合があります。
数日から1ヶ月程度の旅行なら、長期契約の割引率だけでなく、最初に支払う総額を確認しましょう。
解約すると自動的に返金されますか?
一般的に、自動更新の停止と返金申請は別の手続きです。
自動更新を停止しただけでは、支払い済みの料金が自動的に返金されるとは限りません。
返金を希望する場合は、保証期間内に各社の案内に従って申請してください。
まとめ|機能重視ならNordVPN、分かりやすさ重視ならExpressVPN
今回は、ExpressVPNとNordVPNの違いを、公式情報をもとに比較しました。
どちらも日本のVPNサーバーに対応し、海外のホテルやカフェでWi-Fiを使うときの通信保護に活用できます。
ただ、どちらも日本サーバーへ接続できますが、動画サービスについては海外やVPN経由での視聴を保証していません。
ExpressVPNとNordVPNのどちらを選ぶ場合も、申込み前に料金、契約期間、自動更新、返金条件を確認し、30日間の返金保証期間中に自分の環境で接続状況を確認しましょう。

