TOEIC高得点でも英語が話せない?870点の僕がカナダで感じた会話力の壁

TOEIC高得点でも英語が話せない?870点の僕がカナダで感じた会話力の壁
ワーホリ英語学習

この記事では、TOEIC高得点でも英語を話せないと感じる原因と、英語がとっさに出てこない状態を改善するための方法を、僕の海外経験を交えて紹介します。

この記事の結論

  • TOEICで高得点を取っても、英語を自然に話せるとは限らない
  • 僕はカナダで大家さんと話した際、相槌や返答ができず、話を聞いているか確認された
  • 英語がとっさに出てこない原因は、知識不足よりも瞬発的な英作文の練習不足にある
  • 話す力を伸ばすには、相槌・発話・添削・言い直しを繰り返すことが大切
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20歳でアメリカ留学、23歳でカナダワーホリを経験。 留学時はエージェントを利用し、「質問への丁寧さ」と「サポートの手厚さ」を重視して選びました。 このブログでは、海外経験をきっかけに、英語学習・ワーホリ・ブログ運営についても発信しています。

TOEIC870点でも英語が話せないと感じることはある

TOEIC870点の結果に手応えを感じる一方、カナダの会話場面では英語の返答が出てこず戸惑う日本人男性のイラスト

僕はTOEICで870点を取得しています。

一般的には、TOEIC870点と聞くと「英語をかなり話せる人」という印象を持たれるかもしれません。

実際、TOEICの勉強を通して、英単語や文法の知識は増えました。以前より英文を読めるようになり、英語の音声も聞き取りやすくなったと感じています。

しかし、TOEICで高得点を取る力と、ネイティブとの会話をスムーズに続ける力は、完全に同じではありません。

カナダの大家さんに「話を聞いている?」と思われた体験

カナダの住居契約について大家の説明を理解しようと聞く日本人男性が、自然な相槌を返せず話を聞いているか確認されるイラスト

僕がTOEICと会話力の違いを強く実感したのは、カナダでワーキングホリデーをしていたときです。

カナダで生活するためには、自分で住む場所を探し、大家さんと家賃や契約内容について話さなければなりません。

僕も家を契約する際に、ネイティブの大家さんから説明を受けました。

そのとき、大家さんの英語をまったく聞き取れなかったわけではありません。僕なりに集中して、話の内容を理解しようとしていました。

しかし、英語ではどこで相槌を入れればよいのか、どのような言葉で反応すれば自然なのかが分かりませんでした。

僕は真剣に話を聞いていたつもりでしたが、反応が少なくなってしまい、大家さんから「話を聞いている?」というような確認をされました。

その瞬間、少しショックを受けました。

英語の内容を理解しようと一生懸命聞いていたのに、その姿勢が相手には伝わっていなかったからです。

この経験から、英会話では単語や文法を知っているだけでなく、適切なタイミングで反応する力も必要だと気づきました。

TOEICと英会話で求められる力は違う

選択肢から答えを選ぶTOEIC学習と、相手の発言を聞いて自分の返答をすぐ組み立てる英会話の違いを左右で比較したイラスト

TOEICの勉強で身につく力は、英語を使ううえで大切な土台になります。

ただし、TOEICと実際の英会話では、求められる能力に次のような違いがあります。

TOEICで主に必要な力 実際の英会話で必要な力
英語を聞いて内容を理解する 聞きながら相槌や返答を入れる
選択肢から正解を選ぶ 自分で英文を組み立てる
英文を正確に読む 短時間で意見を伝える
単語や文法の知識を使う 知っている表現を瞬時に取り出す
出題された問題に答える 予想外の質問にも対応する
一人で問題を解く 相手の反応に合わせて話し方を変える

僕にとって難しかったのは、英語の知識そのものよりも、持っている知識を瞬時に取り出して使うことでした。

TOEIC高得点でも英語を話せない4つの原因

英文作成の練習不足、とっさに英語が出ない、正しさを考えすぎる、相槌練習の不足という4つの原因に悩む日本人男性のイラスト

自分で英文を作る練習が不足している

英会話では、伝えたい内容に合った単語や文法を自分で選ぶ必要があります。

例えば、大家さんから家のルールについて説明を受けたときも、ただ内容を理解するだけでは会話が成立しません。

「分かりました」

「その場合はどうすればいいですか?」

「確認したいことがあります」

など、自分の反応を英語で伝える必要があります。

英語の意味を理解する力と、自分で英文を作る力は、分けて考える必要があります。

英語がとっさに出てこない

単語帳で覚えた表現や、文法問題で理解できる英文でも、会話中にすぐ使えるとは限りません。

時間をかければ英文を作れるのに、会話になると英語がとっさに出てこない人も多いと思います。

僕も、会話が終わった後になってから、

「あのときは、この表現を使えばよかった」

「もっと簡単な英文でも伝えられた」

と気づくことがありました。

正しい英文を作ろうとして言葉が止まる

TOEICを勉強していると、文法的に正しい答えを選ぶことに慣れます。

もちろん、正確な英語を使うことは大切です。

しかし、日常会話では、完璧な英文を作ろうとして長く黙るより、簡単な表現でも反応を返した方が会話を続けやすくなります。

相槌や短い返答の練習が足りない

実際の会話では、短い相槌も重要です。

僕がカナダで大家さんと話したときも、反応を自然に入れられていれば、相手に与える印象は違っていたと思います。

僕に足りなかったのは瞬発的な英作文力だった

英単語と文法の知識は頭にあるものの、会話の短い時間内に英文を組み立てて口に出せない日本人男性のイラスト

カナダでの経験を振り返ると、僕に特に足りていなかったのは、知っている英語を瞬時に文章にする力だったと思います。

単語や文法をまったく知らなかったわけではありません。

相手が話している内容も、ある程度は理解できていました。

それでも、自分の考えをすぐ英語にしたり、自然なタイミングで返事をしたりできませんでした。

つまり、英語の知識が不足していたというより、持っている知識を会話の中で素早く使う練習が不足していたのだと思います。

TOEIC高得点者が英語を話せるようになるための練習方法

日本人男性が短い英作文、相槌、音声録音、添削後の言い直しを組み合わせて英会話を練習するイラスト

短い日本語をすぐ英語にする

例えば、家の契約について話す場面なら、次のような文章です。

  • 分かりました
    → I understand.
  • もう一度説明してもらえますか?
    → Could you explain that again?
  • それは家賃に含まれていますか?
    → Is that included in the rent?
  • 確認してもいいですか?
    → Can I confirm something?
  • 後で連絡します
    → I’ll contact you later.

英文の難しさよりも、短時間で口から出せることを優先します。

相槌と返答をセットで覚える

例えば、

  • I see.
  • Right.
  • I understand.
  • That makes sense.
  • Really?
  • I didn’t know that.

などです。

さらに、相槌だけで終わらず、一言付け足す練習もできます。

  • I see. That makes sense.
  • Right. I understand the rule.
  • Okay. I’ll be careful.
  • Got it. Thank you for explaining.

短い表現を組み合わせるだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。

自分の英語を録音する

英語を話す練習では、自分の声を録音する方法もあります。

録音すると、

  • 返答までに時間がかかりすぎていないか
  • 同じ表現ばかり使っていないか
  • 文の途中で何度も止まっていないか
  • 発音が相手に伝わりやすいか

などを確認できます。

最初は、自分の英語を聞くのが恥ずかしいと感じるかもしれません。

しかし、自分がどこで止まっているのかを客観的に確認することで、改善点が見つかりやすくなります。

添削された英文を言い直す

自分一人で英語を話していると、使った文法や表現が自然なのか判断できないことがあります。

間違った英文でも意味が通じる場合はありますが、同じ間違いを繰り返してしまう可能性もあります。

そのため、

  1. 自分で英文を作って話す
  2. 文法や表現を添削してもらう
  3. 修正された英文を確認する
  4. 正しい表現でもう一度話す

という流れが効果的です。

ただ英語を話して終わるのではなく、フィードバックを受けて言い直すことで、自分が使える表現を少しずつ増やせます。

オンライン英会話だけで伸びにくい人もいる

オンライン英会話で会話量は増えても同じ表現を繰り返し、自分の間違いや改善点が分からず悩む日本人男性のイラスト

英語を話す機会を増やす方法として、オンライン英会話があります。

オンライン英会話では、講師と実際に会話できるため、アウトプットの機会を作れます。

一方で、レッスン中は会話を続けることが中心になり、自分が話した英文を一文ずつ細かく確認できない場合もあります。

また、毎回異なる講師と話すサービスでは、自分の弱点や学習状況を継続的に見てもらうのが難しいこともあります。

英語がとっさに出てこない人にはSpeakNowも選択肢

日本人男性がスマートフォンへ英語を録音し、コーチから添削を受けて自然な表現で言い直す学習サイクルのイラスト

僕のように、

「相手の言っていることはある程度分かる」

「単語や文法の知識もある」

「それでも、自然な返答がすぐに出てこない」

という人には、実際に発話し、その内容についてフィードバックを受ける練習が必要です。

SpeakNowは、日本人コーチによる学習サポートと、専用アプリを使ったネイティブによる英語添削を組み合わせたオンライン英語コーチングです。公式サイトでは、ネイティブから日常的に発話の添削を受けられることが案内されています。(SpeakNow)

TOEICの勉強が無駄だったわけではない

TOEIC学習で積み上げた単語、文法、リスニング、読解の土台から、実際の発話と会話練習へ進む日本人男性のイラスト

この記事では、TOEIC高得点でも英語を話せないことがあると紹介しました。

しかし、TOEICの勉強が無駄だったという意味ではありません。

TOEICを勉強したことで、僕も英単語や文法の知識が増え、英語を聞いたり読んだりする力が伸びました。

こうした知識がなければ、実際の英会話でも相手の話を理解したり、自分の考えを英文にしたりできません。

TOEICで身につく力は、英会話の土台になります。

まとめ:TOEICと会話力は別物として練習する必要がある

日本人男性がTOEIC学習と瞬発的な英会話練習を別々に続け、カナダで自然に会話できる状態へ進むまとめのイラスト

TOEIC870点の僕でも、カナダでワーキングホリデーをしていたときには、ネイティブとの会話で苦労しました。

大家さんの説明を一生懸命聞いていたにもかかわらず、自然な相槌や返答ができず、「話を聞いている?」と思われてしまったことがあります。

この経験から、TOEICの点数と実際の会話力は別物だと実感しました。

TOEICでは、英語を聞いて理解する力や、英文を正確に読む力が求められます。

一方、実際の英会話では、相手の話を理解したうえで、適切なタイミングに反応し、自分の考えを瞬時に英文にしなければなりません。

本当に英語を話せるようになりたいなら、点数を取るための勉強と、英語を瞬時に話すための練習を分けて考えることが大切です。